都会の中でもカルガモの親子を見かけることはありまますが、珍しい場所でカモの子育てに遭遇することができました。ビルの屋上、しかも病院の屋上です。
アルト新橋の本院、千葉県柏市辻仲病院柏の葉。
今年、5月の終わりに患者さんから、低層の屋上緑化部分に何か生き物がいると報告を受けました。
職員が確認すると、カルガモが辻仲病院柏の葉の屋上に卵を産んで、ヒナを育てていました。
ここ辻仲病院柏の葉のある柏の葉キャンパス駅周辺地区は建物屋上の緑化が義務化されていていい具合にカモの子育て環境として丁度良い環境だったのカモしれません。
11羽のヒナが孵り、スタッフが手分けをして世話をしました。
職員や患者さんが温かく見守る中、無事成長し巣立ちまで迎えることができましが、残念ながら11羽のうち6羽がカラスに襲われたり、転落して死んでしまいました。
それでも5羽が無事巣立つことができました。
約2か月の間、患者さんと共にカモの成長を見守りながら楽しい時を共有することができました。小さかったヒナもあっという間に親カモと見分けがつかないほど、大きくなりました。スタッフは世話を通じて、カモの生態について勉強したり詳しくなりました。
医療に従事する者にとって動物愛護の精神もきっと日々の業務に役立つのだろうと信じています。日々の忙しさの中で、心の癒しにもなったことでしょう。
また来年、カモが戻ってきたら嬉しい限りです。
アルト新橋 事務長